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西尾お寺イベント ~ 本堂が夢ステージ ~ 開催の趣意

 私たちが住む西尾市は「お寺のまち」です。西尾市内にある寺社の数は270を超え、全国の1922市区町村の中で20番目の多さです。さらに、西尾市は、鎌倉前期に発祥した足利一族の名門・吉良氏が室町(戦国)時代まで「吉良荘」として治め、江戸初期に再興し幕府・高家となった近世吉良氏が一部を領地とした地です。このため、吉良氏ゆかりの古いお寺が多く、現在国宝となっている弥陀堂(金蓮寺)もあるなど、歴史ロマンあふれる地になっています。

 こうした名実ともに全国有数の「お寺のまち」西尾ならではの特徴を生かし、地域づくりを目指すのが、西尾お寺イベントの展開です。地元に音楽・芸術・文化振興の風を吹かせ、郷土の寺社・歴史を知る機会にもしていきます。幅広く集客できれば、西尾ファンの増加につながるでしょう。お寺にとっても、新たな形で文化発信・コミュニティーの拠点としての存在感を高めるきっかけになるはずです。

 お寺との連携のもと、西尾お寺イベントは「本堂が夢ステージ」をキャッチフレーズに多彩に展開します。主に地元の音楽家や芸術・芸能家らが出演します。コロナ禍で失った出演機会を提供できると同時に、市民にはお寺という究極の和の空間で文化・芸術を楽しめる貴重な機会になります。当面はコンサート、寄席、歴史講演会などを中心に開き、その後はイベントのジャンルを増やしながら、境内での歴史案内やご当地物品販売なども含め市民コラボ参画型で毎年継続していきます。

 吉良氏の3つの菩提寺(実相寺・華蔵寺・花岳寺)を始め、西尾の町の古刹を会場にして、演芸や歴史講演会、および吉良氏803年・菩提寺コンサートを「西尾 歴史のまちで今を奏でる」のテーマで開きます。これは、2021年の西尾市の記念事業「吉良氏800年祭」の伴走企画から始まった、市町起こしの継続・継承企画の位置づけとなります。

 このように、西尾お寺イベントは、地元の歴史と文化の「伝承の場」になるとともに、地域資源を活用した新たな地域おこしの取り組みになると確信しています。

 西尾お寺イベントは、市民有志で2022年3月末に結成した「西尾お寺イベント実行委員会」が主催です。企画・運営に精一杯取り組んで参りますので、何卒この開催趣旨をご理解いただき、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

                                           西尾お寺イベント実行委員会 会長 永井考介 2024・9・17

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◎西尾お寺イベント2024のご案内です。

お気軽にご参加ください。

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